1.事件の概要 本件は、発明の新規性や進歩性ではなく、明細書や特許請求の範囲の記載について争われた事件です。化学分野における明細書の書き方について参考になります。
欧州特許出願:補正の難易と職権訂正の是非
欧州特許出願において明細書や特許請求の範囲を補正しようとする場合、その内容的許容範囲は、かなり限定されています。 例えば、日本国出願や米国出願の場合、実施形態や実施例に記載した事項を抽出して特許請求の範囲に加えることによ […]
商標:異議申し立てと無効審判請求/商標権者の対応
我が国の商標法では、他人の商標登録を取り消し又は無効にする手段として、取消審判請求、登録異議申立及び登録無効審判請求が設けられています。 このうち、取消審判請求は、商標権者等が登録商標を使用していないとか、不正に使用して […]
商標:記述的商標の使用による識別性
棒アイス「あずきバー」の商標登録を認めなかったのは不当だとして、井村屋グループが知財高裁に特許庁の審決取り消しを求めた訴訟で、2013年1月24日請求を認める判決が言い渡されました。 商標法では「その商品の原材料や形状な […]
日中韓の実用新案制度
実用新案というのは、日米欧中韓の五大特許庁のうち日中韓のみが有する珍しい制度ですが、互いに共通点もあれば、全く異なる点もあります。 日中二カ国と韓国とで大きく異なる点は、日本及び中国においては実用新案登録出願は、無審査で […]