意見書の概略構成

特許出願において意見書とは、特許出願の審査段階で審査官の通知した拒絶理由に対して、出願人が意見を述べる書類を言います。意匠登録出願、商標登録出願も同じです。

意見書の書き方は、通知される拒絶理由によって異なります。

先ず、意見書とともに、特許請求の範囲などを補正する手続補正書を提出する時は、補正が適法であることの根拠を書きます。

次に、先行文献などが拒絶理由通知に引用されているときは、本発明(補正したときは補正後の発明)と引用文献に記載の技術との相違点を説明します。意匠登録出願・商標登録出願において、先行意匠・先行商標が引用されているときは、引用意匠・引用商標との非類似の度合い、物品・商品(役務)との非類似の度合いを説明します。

特許出願の意見書には、本発明と先行技術との作用効果の差異を立証するための実験報告書を添付することができます。

また、主張を裏付けたり、明細書の用語の意味を裏付けるための参考資料を添付することもできます。

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